収録曲「I Got A New One」についての投稿
別れた恋人へのリベンジとも取れるような、したたかな強さが漂うカントリーポップ。軽快なリズムとギターリフが、楽曲を前向きで明るい印象に仕上げているのが印象的だ。Nicholsの歌声には、切なさだけでなく、どこか勝ち気なエネルギーが感じられ、聴く者の気持ちをポジティブに引き上げてくれる。デビュー作とは思えない完成度で、これからの活躍が楽しみなアーティストだ。
収録曲「Ordinary」についての投稿
アメリカの若者文化を背景に、恋人との日常のかけがえのなさを描いたポップナンバー。どこか90’sのポップパンクを感じさせる軽快さがありつつ、現代的なサウンドプロダクションでアップデートされている。Alex Warrenの少し甘い声が、楽曲全体にナイーブな輝きを与えている。SNSでの共感を呼びやすいリリックが、彼のストーリーテリングのうまさを感じさせる。
収録曲「I'm The Problem」についての投稿
セルフタイトル曲らしく、自己批判とユーモアが同居する一曲。タイトル通り「俺が問題だ」と開き直るようでいて、そこには深い自己洞察が隠されている。ミニマルなアレンジが逆に彼のボーカルを際立たせ、歌詞の一言一言が胸に刺さる。Wallenの“等身大の不完全さ”がむしろ魅力的で、聴く者に安心感すら与える。シンプルだけど噛みしめるほど味が出る、そんな一曲。
収録曲「Just In Case」についての投稿
シンプルなアコースティックギターの響きと、Wallenの味わい深い歌声が胸に沁みる。別れを恐れて準備するような心情を“Just In Case”というフレーズに託し、彼のリアルな心境が描かれている。カントリーらしい誠実さと泥臭さが同居する一曲で、聴くほどに彼の人間味が伝わってくる。ラストのサビに向かうにつれて、心の奥に潜む痛みと再生が交錯し、何度でも聴きたくなる。
収録曲「What I Want (feat. Tate McRae)」についての投稿
モダンカントリーとポップが交錯するサウンドスケープの中で、Morgan Wallenの少しハスキーな声とTate McRaeの繊細なハーモニーが、恋愛の儚さと切なさを見事に表現する。歌詞には、言葉にできない想いと衝動がリアルに描かれ、聴き手の心を掴む。楽曲全体を包み込むアメリカーナの匂いと、ポップカルチャーとの絶妙なバランス感覚が、この二人だからこそ作り上げられたケミストリーを感じさせる。
収録曲「GOD_i」についての投稿
最先端のトラックメイクと、耳に残るフックが抜群に中毒性を放つ一曲。切れ味鋭いビートと、Number_iらしいキャッチーなメロディが見事に融合している。タイトルが示すように“神”をテーマに据えながらも、どこか遊び心が感じられるアレンジが絶妙だ。SNSでもバズりまくるのも納得の仕上がり。現代J-POPのヒットの方程式を体現したような、強烈なインパクトのある楽曲。
収録曲「もうどうなってもいいや」についての投稿
すいせいのエネルギーがそのまま詰め込まれたような、強烈なエモーショナルソング。どこか開き直ったような、でも本当は諦めきれない心情が、歌声とリリックから滲み出す。ロックテイストのバンドサウンドとエレクトロニクスの融合が、彼女のボーカルを一層引き立てている。SNSで共感を呼ぶのも頷ける、リスナーの心を代弁するような一曲。
収録曲「賜物」についての投稿
壮大なストリングスとピアノのイントロが、聴き手を一気に物語の世界へと引き込む。RADWIMPSらしい言葉選びの妙が、リリックに深い陰影を与えているのが印象的だ。タイトルの“賜物”という言葉に込められた重みが、メロディと共鳴し、楽曲全体を神聖な空気で包み込む。バンドの進化を感じさせる、スケール感あふれる一曲。
収録曲「愛♡スクリ~ム!」についての投稿
タイトルからして一筋縄ではいかない、甘さと切なさが入り混じるアイドルポップ。キャッチーなメロディラインが、一度聴いただけで耳に残る中毒性を放っている。歌詞の端々に散りばめられた恋心と青春のきらめきが、SNS世代の心を掴むのも納得。振り付けやMVの世界観も含め、トータルで楽しめる一曲。AiScReamの無邪気さと毒っ気が共存するポップワールドが全開だ。
収録曲「ROSE」についての投稿
深い夜の街を思わせるような、しっとりとしたピアノの響きが印象的。HANAの歌声は、静かなのにどこか情熱的で、聴く者の心をじわりと溶かしていく。歌詞には、大切な人への想いと、ほんのりとした哀愁が漂う。アーバンソウルとJ-POPの絶妙なブレンドが、HANAというアーティストの個性を際立たせている。深い余韻を残す、美しいバラード。
収録曲「MONTAGE」についての投稿
まるで一本の映画を観終えたかのような満足感を与えてくれるドラマティックな一曲。重厚なストリングスとシネマティックなサウンドスケープが、楽曲全体に壮大さを与えている。中島健人のボーカルは、時に繊細に、時に力強く物語を語り、聴き手を楽曲の世界へと誘う。アイドルという枠を超え、アーティストとしての表現力を確立した彼の新たな代表作と言えるだろう。
収録曲「SHINING」についての投稿
きらめくシンセサウンドに乗せて、疾走感あふれるメロディが駆け抜ける。前向きでありながら、どこか切なさを感じさせる歌詞が印象的。アイドルグループらしい華やかさと、楽曲全体のクオリティの高さが同居し、聴き応え抜群だ。特にサビで広がるコーラスワークが、リスナーの胸を一気に解放してくれる。これからのIS:SUEの躍進を予感させる、堂々たるポップアンセム。
収録曲「天国」についての投稿
どこかノスタルジックで、でも甘美な香りを放つメロディライン。ピアノとストリングスが織りなすハーモニーは、まるで映画のエンディングのように壮大で美しい。歌詞に滲む儚さと救いの両面が、大森元貴の声によって絶妙にバランスを保つ。現実と幻想の境界をぼやかすような音像の中で、リスナーは“天国”を夢見ながらも、どこか現実の痛みを感じてしまう。Mrs. GREEN APPLEの音楽的表現力の高さが存分に発揮された一曲だ。
収録曲「Love yourself!」についての投稿
“自分を大切に”というメッセージを、あくまでポップで前向きに響かせる日向坂46の真骨頂。軽やかなメロディとハーモニーが、リスナーの背中を優しく押してくれる。アイドルポップの王道をいくサウンドながら、歌詞の芯にはリアルな等身大の感情が宿っているのが魅力的だ。「自分のこと、ちゃんと愛してあげられてる?」という問いかけが、聴く者の胸にストレートに届く。日向坂46が見せる、新しいポジティブの形。
収録曲「クスシキ」についての投稿
イントロから漂う妖しげなムードに、一瞬で引き込まれる。Mrs. GREEN APPLEが放つこの曲は、薬にも毒にもなる“奇し(くすし)き”愛を描いた一筋縄ではいかないポップチューンだ。変則的なリズムアレンジと緊張感のあるコード進行が、どこか不安定でいて、同時にクセになる。大森元貴のヴォーカルが持つ、儚さと力強さの同居は、歌詞に潜むダークさをより際立たせている。美しさと毒を併せ持つこの楽曲は、Mrs. GREEN APPLEの音楽的冒険心の結晶だと言えるだろう。
収録曲「Plazma」についての投稿
電子の粒子が弾けるようなビートが鳴り響くと、そこに米津玄師の声が不意に現れて、聴き手を一瞬で異世界へ誘う。浮遊感のあるサウンドスケープは、彼の音楽が持つ独特の不穏さと心地よさを同時に感じさせる。リリックには、解釈の余地を残す抽象性があり、それがリスナーの想像力を刺激する。何層にも折り重なったアレンジの奥深さ、そして緻密なビートメイクが、音楽そのものを“現実”と“非現実”の狭間に閉じ込める。米津玄師の実験精神が詰め込まれた、挑戦的で中毒性の高い一曲。
収録曲「ブルーアンバー」についての投稿
何気ない日常の一コマを、静かなアコースティックギターのイントロがそっと切り取る。そこから清水依与吏の声が溶け出し、心の奥に染みわたるように広がっていく。切ない旋律の中に宿るのは、失ったものへの後悔と、それでも前を向こうとするかすかな光。ストリングスの重なりが、感情の振幅を豊かに描き出し、聴く者の心を何度も締めつける。「悲しいのは一人で充分だから」と吐き出す言葉の痛切さが、ただの恋愛ソングを超えて胸を打つ。back numberらしい等身大の弱さと誠実さが詰まった、聴けば聴くほど沁みる名曲。
収録曲「KICK BACK」についての投稿
アニメソングとしての役割を超えて、J-POPとアニメカルチャーの境界線を豪快に飛び越えた楽曲。米津玄師ならではのクセになるメロディと、緻密に計算されたビートメイクが、作品全体を濃密な世界観で包み込む。アニメのテーマとリンクした歌詞の奥深さが、アニメファンだけでなく音楽ファンの心も掴んだ。まさに“ヒットソング”と“アート”の両立を体現した一曲。
収録曲「はいよろこんで」についての投稿
映像と楽曲が完全に一体化した作品として、まさにMV賞にふさわしい。映像の世界観に引っ張られるように、楽曲のリズム感や歌詞がどんどん立ち上がってくる。楽曲単体でもキャッチーだが、MVがあることで楽曲のメッセージがさらに深みを増している。音楽の視覚化という点で、今年もっとも印象的だった作品のひとつ。
収録曲「B級」についての投稿
ちゃんみなの真骨頂ともいえるセルフブランディングと、ストリート感満載の言葉選びが刺さる。キャッチーなダンスビートの上で、“B級”という言葉をポジティブに昇華させるメッセージ性が最高だ。彼女の持つ挑発的な姿勢が、J-POPの多様性を体現している。聴くたびに心のどこかがスッと軽くなる感覚。コンプレックスを解放してくれる、そんなパワーソングだ。